会計周辺のDaniele

中小企業診断士見習い 兼 USCPA見習い(どちらも登録できてません)

BEC受験記

 

[各科目勉強時間の再掲]

 

FAR 2020年6月  79点(合格) 379時間

AUD 2020年8月 82点(合格) 149時間

BEC 2020年10月 82点(合格) 118時間

REG 2021年1月 75点(合格) 135時間 

 

勉強時間の合計 781時間

 

 

この記事では、BECの受験記を綴ります。

(2021/4/14記:AUDの方が先に受けたのですが、AUDの受験記の下書きを用意してなかったので、3科目目に受験したBECについて先に投稿しています。)

 

 

[学習内容による学習時間の内訳] 

講義視聴&MCQ... 90時間

TBS... 19時間

WC... 9時間

→合計:118時間

 

[時系列(勉強時間)] 

講義視聴&MCQ&TBS

2020年9月(48h) MCQ&WC

2020年10月(69h) MCQ&TBS&WC&リリ問

 - 2020年10月18日 A校模試 (Ver 12. 01.、69/100)

 - 2020年10月23日 本番

 

 

[所感]

BECは、4科目の中でもっとも既知の分野が多い科目でした。

中小企業診断士試験と重複する分野が沢山あります。

 

原価計算

差異分析

財務指標

棚卸資産管理

投資意思決定

経済学

IT

 

このほか、内部統制の分野も2科目目のAUDで触れた状態です。

 

(余談ですが、A校には「資格割引」といって、

 たとえば簿記一級をもっていると受講料の割引があるのですが、

 中小企業診断士ホルダーに対する割引がないというのは、

 不可解なレベルで重複分野が多いです(BEC)。)

 

また、BECの特徴として、Written Communication(WC)の出題があります。

要はビジネス英作文です。

 

WCの配点は決して高くありませんが、

SNS上で確認した限り、このWCに苦しむ日本人受験生は少なくないようです。

 

この点、私は英作文の経験は一般的に言って多い方(あくまで対日本人)ですし、

何より業務上のメールの半分は英語で書くので、

ここでも有利側であったと思います。

 

実際、WC向けには10時間にも満たないほど、

極端に少ないリソースの分配で済みました。

 

(本当は、もっと時間を割きたかったです。

 テスト云々は抜きにしても英語での表現方法が拡がることは嬉しいですし、

 普段は日本語でインプットするA校ユーザーなので、

 英語で定義を覚えるのは新鮮でした。

 しかし、試験の合格に専心したため、「ぶっ飛ばし」を選びました。)

 

 

TBSに関しては、MC対策ができていればFARよりかなり軽い対策で済みました。

 

TBS問題に手をつけたのは、本番からわずか一週間前のタイミングでしたが、

それでも1周は行うことができる分量でした。

実は、MC周回にてこずり、TBSに割ける時間は大変少なくなってしまいました。 

 

BECのMC問題には、計算問題が意外にも多く、

順調に解いても3-5分ほどかかるような難しめのものが結構あります。

 

しかし、そうした難しめのMC問題をきっちり理解すれば、

TBS対策は、軽い対策で済みます。

 

MC問題が、そのままTBS対策になるイメージです。BECにおいては。

 

(注:COSOの部分に関しては、TBSを解くことは必須だと思います。

  MCでカバーしきれていない。)

 

 

以上のことから、勉強時間も118時間と短い時間で済み、

前科目のAUDと比べても、更に省エネ合格となりました。

 

 

また、BECの受験期間中は、転職活動を中断しました。

これにより、FARやAUDの時より、勉強に集中できた気がします。

 

 

試験当日は、

 

Testlet1/2のMCでは、計算問題は後回しにすると決めていました。

上で触れたように、計算問題は時間がかかる可能性があるからです。

 

計算問題が来たらフラッグを付けてスキップしながら先へと進み、

当該Testletの最終問題まで目を通してから初めて、

フラッグを付けた計算問題に戻って解くようにしました。

 

もし事前に決めておいた時間配分を守れないような事態になれば、

計算問題は、最悪テキトーに☑を入れて進むことを想定していました。

 

結果的に、本番では、計算問題は思っていたより多かったものの、

シンプルな出題が多くそれほど時間をかけずに、

すべてのMCを解ききることができました。(正誤はともかく)

 

なお、Testlet1→2への移行時には、難化ははっきりとは感じられませんでした。

しかし、微妙な変化点としては、Definitionalな問題が、

やや重箱の隅をつつくような感じとなりました。

 

これ難化にあたるのか?というのは、不明です。

 

(海外の掲示板を見ると、Definitionalな問題(=定義を問う問題)は、

 易化のサイン(=Testlet 1の正答率が低い)だとみなされているようです。

 ですが、私見としては、必ずしもそうであるとは思いません。

 Definitionalな問題でも、難しい問題はあると思います。)

 

一方で、TBSには難儀しました。

 

記憶に残っているのは、配当割引モデルの公式がうろ覚えで確信がもてず、

確認に時間を費やしていたら、実は公式がタブで所与されていたことに気付き、

「無駄な時間を費やした!」ということです。

 

TBSで時間を使った分、WCで時間がなくなり、

WC3問を、10分/問のペースで書かなければならない状況でした。

 

結果的に、3問目が明らかにダミー問題(採点されないプレ問題)であったため、

1問目と2問目に注力して記述し、

3問目は5分ほどでテキトーに体裁だけを整えて、タイムアップとなりました。

 

結果は82点と、相変わらず高得点とは言えないまでも、

まあ危なげない点数と言えるのではないでしょうか。

 

以上が、BEC受験記です。